岐阜県教育委員会が発表した教育方針「岐阜県教育のすがた2025」。
発表から半年が経ち、ICT教育や“ふるさと教育”といった新しい学びが、県内の学校や地域で少しずつ形になってきています。
この記事では、方針の内容をあらためて振り返りながら、保護者として注目したいポイントをわかりやすくまとめました。

 

― ICT教育と“ふるさと学び”を軸に、岐阜らしい教育を推進 ―

この方針は、2024年度から2028年度までの5年間を見据えた「第4次 岐阜県教育振興基本計画」に基づき、子どもたちが“ふるさと岐阜”に誇りを持ち、自ら未来を切り拓く人へ成長できる教育を目指しています。

🎓 岐阜県が育てたい3つの力

岐阜県の教育の中心となるのは、次の3つの力です。

  • 🌱 自立力(Independence)
    自ら考え、学び、行動する力。主体的に学ぶ姿勢を育みます。
  • 🌱 創造力(Imagination)
    よりよい未来を築いていく力。課題に挑戦し、新しい価値を生み出す力を養います。
  • 🌱 共生力(Co-existence)
    つながり、認め合い、支えあう力。多様な人と関わりながら生きる力を育てます。

この3つの力を育てることで、「人としての豊かさ」と「社会で生き抜く力」をバランスよく伸ばしていく方針です。

🎓 4つの基本方針と主な施策

岐阜県教育委員会は、次の4つの基本方針をもとに教育を進めます。

Ⅰ.「豊かな人間性」の育成

多様な人との関わりを通じて、思いやりや自己肯定感を育てる教育の充実(重点)
芸術や文化に親しみ、心の豊かさを育む機会の創出
いじめの未然防止と、安心できる学校づくり
「ふるさと岐阜」での活動を通した学びと地域探究(重点)
🟢 キーワード: 心の教育/文化・芸術/ふるさと体験

Ⅱ.「未来を創る確かな学力と実践力」の育成

ICTを活用した学びの充実(重点)
└ タブレット・オンライン授業などの活用促進
└ 教員のデジタルスキル向上
地域と連携した探究学習やキャリア教育の推進
主体的・対話的な学びを重視した授業づくり
🟢 キーワード: ICT教育/探究型学習/キャリア教育

Ⅲ.「健やかな体」の育成

幼児・児童・生徒の体力づくりの推進
「いのちを大切にする教育」や安全・防災教育の充実
食育・生活習慣など、健康的な生活リズムづくり
🟢 キーワード: 健康教育/安全・安心/食育

Ⅳ.「学びの多様なニーズに応える環境」の充実

少子化を見据えた魅力ある学校づくり(重点)
└ 小規模校での遠隔授業や単位認定の導入
特別支援教育の推進(医療的ケアや通級指導の充実)
地域と学校が連携した部活動や人材育成の推進
教職員の働き方改革と外部人材の活用
🟢 キーワード: 多様性教育/特別支援/遠隔授業/働き方改革

💡 保護者として知っておきたいポイント

県の方針は、学校だけでなく家庭や地域と連携して子どもを育てることを重視しています。

  • ▪️ ICT教育への家庭サポート
    タブレット学習が進む中、通信環境の整備や家庭での使い方ルールづくりが重要です。
  • ▪️ 地域体験・行事への参加を応援
    「ふるさと教育」は、地域との関わりそのものが学びになります。地元行事や体験活動に親子で参加してみましょう。
  • ▪️ 子どもの健康・安全を家庭でも意識
    生活リズム・食習慣・休養のバランスを保つことが、学力や集中力にもつながります。
  • ▪️ 支援制度を活用する
    特別支援やキャリア教育、ICT学習などの取り組みは、県や市町村の公式サイトで最新情報を確認できます。

 

📍 2025年度の教育方針まとめ

岐阜県の教育は、「ICT × ふるさと × 多様な学び」をキーワードに、子どもたちが「自立・創造・共生」の力を育むことを目指しています。
時代が変わっても、岐阜県の教育は「人と人とのつながり」「地域への誇り」「心と体の健康」を大切に。
学校・家庭・地域が手を取り合いながら、子どもたちの未来を育てていく姿勢が示されています。

2025年度の重要キーワード

キーワード 内容
ふるさと教育 地域の自然・文化・産業を題材にした体験的な学び
ICT教育 タブレット・電子黒板を使ったデジタル学習
探究型学習 自ら課題を見つけ、解決を考える力を育てる学習
特別支援教育 医療的ケアや遠隔授業など、多様な学びを支援
働き方改革 教員の負担軽減と教育の質向上を両立する取り組み

【出典】
岐阜県教育のすがた2025(PDF/岐阜県教育委員会)
(計画期間:2024〜2028年度/発行:岐阜県教育委員会)

※この記事は2025年11月12日時点の情報をもとに作成しています。