美濃加茂市民ミュージアムで、2025年度の展覧会 「蚕とまゆ展 美濃加茂 養蚕の舞台裏」 が開催中です。
会期は 2025年9月27日(土)〜2026年3月15日(日)まで。
かつて美濃加茂一帯で盛んに行われていた養蚕の文化について、地域の歴史と人々の暮らしの移り変わりを紹介する展覧会です。

🟠 美濃加茂の“養蚕の歴史”にふれる企画展

明治時代から戦後にかけて、美濃加茂地域では養蚕がとても盛んでした。
特に大正期は、市域の約6割もの家で蚕が育てられていたといわれています。
蚕を育ててまゆを出荷することは、農家にとって大切な収入源。
その広まりの裏には、

  • ▪️ 戸長や農事通員を務めた大畑市太郎による指導
  • ▪️ 市域の各地に開かれた蚕業伝習所の存在
  • ▪️ 大畑家・松井家による養蚕技術の普及

など、多くの人々の努力がありました。
今回の展示では、そんな“養蚕を支えてきた人たち”に光を当てながら、蚕とともにあった昔の暮らしや、技術の移り変わりをわかりやすく紹介しています。
昔の道具や資料を眺めていると、どこか懐かしい気持ちになるかもしれません。

\ 展示のみどころ /

  • ・養蚕の技術と道具がよくわかる
    まゆ玉づくりに欠かせない道具や、当時の生活を感じられる資料が多数展示されています。
  • ・“養蚕を支えた人”に注目
    伝習所の指導者や普及に尽力した人々など、養蚕を陰で支えた存在にもスポットが当てています。
  • ・暮らしの移ろいが見えてくる
    養蚕とともにあった日々が、地域文化にどのように影響し変化していったのかを紹介。

お子さんと一緒でも学びやすい内容となっています。

 

🟠 アクセス

【電車】
・JR名古屋駅 → 美濃太田駅(特急「ひだ」で約40分)
・美濃太田駅 北口より徒歩約17分
【車】
・名神高速「小牧IC」から約35分
・中央道「多治見IC」から約35分
・東海環状道「美濃加茂IC」から約5分

 

🔖 基本情報

開催期間: 2025年9月27日(土)〜2026年3月15日(日)
休館日: 月曜(祝日の場合は開館・翌平日休館)/12月29日〜1月3日
時間: 9:00〜17:00
観覧料: 無料
会場: みのかも文化の森・美濃加茂市民ミュージアム(民具展示館・生活体験館)
住所: 岐阜県美濃加茂市蜂屋町上蜂屋3299-1
TEL:0574-28-1110
Instagram:@minokamo_bunkanomori_official↗
公式サイトhttps://www.forest.minokamo.gifu.jp/tenrankai/2025/index.cfm↗

〜 編集部より 〜
昔の暮らしや仕事を知ることができる展示会です。
“暮らしとものづくりの関係”を実感できる展示が多く、親子での学びにもぴったり。
美濃加茂の歴史を身近に感じられる内容なので、冬のおでかけ先としてもおすすめです。

※この記事は、2025年12月11日時点のものです。
※美濃加茂市民ミュージアム公式サイトの内容をもとに再構成しています。